前回に引き続き、プログラミングの能力が無くても使える5つのサービスを5回にわけて紹介する。
- SNS並に簡単に立ち上げられ、細かなカスタマイズも可能な WOTO (過去記事)
- プログラミング不要でWEBサイトのデータを簡単に取り込める IMPORT.IO (過去記事)
- プログラミング不要。簡単な操作でマップ上でのデータ可視化が可能な CARTODB (過去記事)
- プログラミング不要!複数のクラウドサービスをインテグレートし、ビジネスプロセスの自動化も数分で実現 AZUQUA (過去記事)
- プログラミングもテンプレート選択も不要!投入したコンテンツに合わせてAIが自動的にWEBページを作成してくれるTHE GRID(過去記事)
プログラミング不要。簡単な操作でマップ上でのデータ可視化が可能なCartoDB
3つ目に紹介するのが様々なデータを地図上に簡単にマッピングできる、Carto DBだ。
世の中にある様々な統計情報の中には、地域や都市ごとの情報も多い。そういったものを可視化することによって分かりやすさが倍増する。ただし、それを自分でやろうと思ったらとてつもなく大変だ。どこかから白地図のデータを探してきて、並んでいる数字を自分で分析して色分けし、マッピング。。。考えただけでも気の遠くなる作業だ。
統計データさえあればそんな作業をわずか数ステップで完了できる。それがCartoDBの素晴らしいところだ。
データの取り込み
CartoDBにアクセスし、Create Your Mapを選択すると、マッピングに使うデータを選ぶことが出来る。データソースは様々で、手元のエクセルファイルをアップロードすることも出来れば、どこかのサイトのエクセルファイルを持ってきたり、Google Driveなどから直接指定したりすることも出来る。
今回は総務省統計局のデータ(http://www.stat.go.jp/data/nihon/zuhyou/n0200200.xls)をダウンロードしてから取り込んでみた。なお、取り込む前にCapital CityというColumnを追加し、英語で都道府県庁所在地を記載しておいた。
データのマッピング
データを取り込むと、次はどの列のデータが地理的データであるか、どの列のデータを表示するか、という部分を選ぶことになる。まずは参照する列を選ぶ。これはData Viewで行うが、ここでGeoというボタンを押すと、どの列を参照するか選ぶことができる。今回はCapital Cityを選んでみた。
次に、マップ上に表示するデータを選ぶ。今回は人口統計を表示させたいので、Map Viewの画面でfield_4という人口が載っている列を選んだ。
表示形式の変更
数字を選ぶと、それをどのようにして表示するのか、ドットの大きさや数値ごとの色合いの変化など、多彩な形式で表示できる。Add Layerを選ぶことによって、複数のレイヤーを重ねる事もできる。
基本的にはデータ表示はこれだけで完了だ。他にも様々なマップのデザインがあるので、これらを選ぶことができるほか、CSSを直接いじったり、Developerであれば更に便利な機能を追加することが出来る。
データの共有
作成したデータはShareを押すことで、他のWebサイトで表示できるようになる。APIを直接コールすることも出来るし、コードをCopyすることでそのままBlogに埋め込むことも出来る。
今回作成したデータ
今回作ったデータをWordpressで埋め込んでみた。日本語データだと最初にデータをいじるのがちょっと大変だが、GIS準拠のデータなどと組み合わせるともう少し簡単にきれいなマップが作れるだろう。CartoDBのサイトにはGalleryページがあり、色々なマップが公開されているため、参照いただきたい。
まとめ
以上の通り、CartoDBを利用することによって、簡単にデータを地図上にマッピングできてしまうことを紹介した。次回は「プログラミング不要で複数のクラウドサービスをインテグレートし、ビジネスプロセスの自動化も数分で実現 AZUQUA」について紹介する。
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