前回に引き続き、プログラミングの能力が無くても使える5つのサービスを5回にわけて紹介する。
- SNS並に簡単に立ち上げられ、細かなカスタマイズも可能な WOTO (過去記事)
- プログラミング不要でWEBサイトのデータを簡単に取り込める IMPORT.IO (過去記事)
- プログラミング不要。簡単な操作でマップ上でのデータ可視化が可能な CARTODB (過去記事)
- プログラミング不要!複数のクラウドサービスをインテグレートし、ビジネスプロセスの自動化も数分で実現 AZUQUA (過去記事)
- プログラミングもテンプレート選択も不要!投入したコンテンツに合わせてAIが自動的にWEBページを作成してくれるTHE GRID(過去記事)
プログラミング不要。複数のクラウドサービスをインテグレートし、ビジネスプロセスの自動化も数分で実現するAzuqua
4つ目に紹介するのが様々なクラウドサービスのインテグレーションとワークフローの自動化が簡単にできる、Azuquaだ。
今やありとあらゆるものがクラウドサービスとなっており、かつそれらの多くはAPIを提供している。したがって、何か単純な機能を使いたい時にはほとんどの場合、クラウドサービスを利用することができる。また、自分の業務に特化した使い方がしたい場合にはAPIを活用して、インテグレートすれば大抵のことには対応できる。ただし、プログラミングスキルが必須だ。
Azuquaはそういったプログラミングをなくても、様々なサービスをレゴのようにつなぎあわせることで、自分だけの新たなクラウドサービスを作り、活用することが出来る。
新しいFloの作成
Azuquaにアクセスし、最初にすることはFloの作成だ。下図の矢印のところにあるNew Floボタンを押すことで新しいFloを作成できる。
イベントの選択
新しいFloを作成すると、最初にトリガーとなるイベントを選ぶ。右側に並んでいる様々なクラウドサービスを選択し、それぞれの中からモニターする対象を選ぶことができる。
ここでは、Twitterで流れてくるTweetの中身を検索し、startupというキーワードを見つけたらこのサービスが駆動するようにした。
アクションの選択
次に、前述のイベントが発生した後に行うアクションを定義する。すぐにGmailなどに渡して、関係するものにキーワードの入ったTweetのURLをメールで送る、といったこともできるが、ここではその前にセンチメントアナライザーでフィルターをかける。条件分岐などの様々な判断を行うユニットは右端のタブをクリックすると現れる。
ここでSentiment Analyzerを選択し、Tweetの内容がネガティブじゃなかったらこちらまでメールを送る、というように3段階のステップを導入してみた。
データの共有
基本的にはFloの作成はこれだけで完了だ。FloごとにON/OFFが可能だが、上手く出来たFloを公開することも出来る。また、公開されたものはGalleryに集まっている。Galleryから好きなFloを選び、これを編集することで簡単に高度な連携を取ることが可能だ。
AzuquaのFlo作成に関しては、様々なガイドも出ている。実際に作る際にはこちらのビデオなども参考にしたほうが良いだろう。
まとめ
以上の通り、Azuquaを利用することによって、簡単にクラウドサービス連携ができてしまうことを紹介した。次回は「プログラミングもテンプレート選択も不要!投入したコンテンツに合わせてAIが自動的にWEBページを作成してくれるTHE GRID」について紹介する。
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