いまや仕事でもプライベートでもクラウドサービスを使っているひとは多いだろう。だが、クラウドサービスごとに得手不得手もあり、プレミアムな機能を使おうとすると急に高額となることも多いため、複数のサービスを連携させたくなる。APIが公開されているとはいえ、その連携にはプログラミングスキルが要求されるため、プログラミング初心者には難しいだろう。
そんな悩みを解決するであろうクラウドサービスが、Zapierだ。Zapierを使うとユーザはあるクラウドサービスにおけるイベントをトリガーとして、他のサービスにおいて自動的にアクションさせることが可能となる。Zapierは既に300ものクラウドサービスとのコネクタを有しており、GmailやDropbox、Evernoteはもちろんのこと、ZendeskやJenkins、MySQLなど企業が使用するようなサービスも含め、数多くのサービスをトリガーとし、操作する事ができる。
たとえば、Meetupで特定のグループで新たにイベントが告知されたら特定のメールアドレスに件名とURLをつけてメールを送信する、というようなことも下記のような手順で簡単に行うことができる。
1)トリガーを選択。ご覧のとおり様々なクラウドサービスを選択可能
2)各種のアカウントを関連付け、トリガーとなるものについては詳細も設定。詳細を決める際もMeetupのアカウントから自分の加入しているグループを引っ張ることができるためとても簡単だ。
3)アクションを規定する。今回はメールを送信するが、あて先メールアドレスを指定するほか、件名やメールの内容についてはこれまたMeetupの該当箇所から引っ張ることができる。
Zapierはこの設定にもとづき、無料アカウントの場合は15分間隔、一部の有償版では5分間隔で各種サービスの状態をモニタし、トリガーを検知したらアクションを実行する。無料版では月々100件までのタスクを処理できるが、ZendeskやZohoなどのプレミアムサービスとの連携は使用できない。有償版は月20ドルからであり、タスクの数などによって価格が異なる。
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